にはにはには丹羽長秀

文学部女子によるふわっとした就活ブログ。英語の話とか大学の話とかもします。

教育実習をどう活かすか

思えば私の大学生活はコンプレックスの塊という状態から始まりました。

詳しくは言及を控えさせていただきますが、第一志望でありながら第一志望でないという特殊な状態で入学した私は、自分に付加価値を与えることでコンプレックスから抜け出そうと躍起になっていました。

 

そういうわけで、実用性を無視して闇雲に様々なことに挑戦しました。このように、計画性もなしに色々なものに手を出すというのは明らかな留年フラグですが、今日までなんとかやってこれたのは、学業の成績が良かったからでしょう。

そうでなくてもコンプレックスの塊なのに、まして悪い成績をとって更にコンプレックスを積み重ねていったら、しまいには精神崩壊しかねない――無意識のうちにそんなことを思ったのかもしれませんが、とにかく成績はそう悪くなかったのは本当に救いでした。

 

そうした経験の中で、割と本気で努力した思い出があるのは教育実習です。

教職は向かないだろうと考えた私は、私としては珍しく挑戦もせずに教職課程を履修しない道を選んだのですが、日本語教育学をやっていたので、教育実習の機会にも恵まれました。教育と名のつくものを真面目に学ぶ以上、一度ぐらいは実習することも大事だろうと思った上での判断でした。

 

正直、教育実習のチャンスをつかむまでについてもかなり努力したのですが、実習中は本当に苦労させられました。(もともと凄まじい泣き虫なのですが)部屋の隅で泣いたこともありました。

勿論、それ故に得るものも多く、更に教育実習を完遂したという実績からボランティアだの学内でのお手伝いだの、新たな世界が広がっていき、今エントリーシートに書いている内容の多くは多かれ少なかれこの実習ありきといったところなのですが、教育実習ネタを持っていったら、「じゃあ専門職(要は日本語教師)になればいいのではないか」と疑われる可能性があるのではないかと今更心配になり始めました。

 

日本語教育を活かす機会は、実は色々なところに転がっていると思います。普通の教職だって、教師にならずとも活かせるノウハウはたくさんあるはずですし。

 

そこで、関連するのかしないのか、この記事を読んでみました。

 


教育実習中に面接が重なったら、どうする? [大学生の就職活動] All About

 

後半がポエムっぽくなっていますが、論理としては理解できます。

 

「我社を志望しているんだから、別に教育実習なんて行かなくて良いじゃないか」と人事が攻めてきたら、どう答えれば良いだろうか?

これは「インターンシップと同じです」と答えればいい。採用直結型のインターンシップを除けば、あくまでも仕事を経験することで、自らを成長させることを目的にしているはずだ。教育実習にしても、学校という特別な場所で、いかに生徒や先生とコミュニケーションが取れるか、自分が作った指導案で生徒に伝えたいことがちゃんと伝わるのか、生徒にどのように語りかければ心を開いてくれるのかなど、自ら目標設定を行いトライし、その結果を検証し意味付けを行えば、それはかけがえの無い自らを成長させる経験となる。そして、その成果は御社に入社した暁においても生かすことができると考えている!と答えれば、人事もぐうの音も出ないはずだ。

 

教育実習中=教職志望者ではない、という論理ですね。

ぐうの音も出ない……は言い過ぎのような気がしますが……。